サーバントリーダーシップ~現代のリーダーの在り方とは~
こんにちは、Keiです。
「リーダーシップ」についてです。
大学時代の4年間を通して、リーダーシップについて学ぶことが多かったので、その経験を生かせればと思い、偉そうに述べていきたいと思います。
上位3%の企業とは?
まず、みなさんに質問です。
あなたは目の前に落ちてるゴミを拾うことができますか?
「拾うだけでしょ?余裕じゃん!」
そうです。余裕です。
しかし、こんなおもしろい話があるそうです。
上場会社の中のトップ3%の会社とそれ以外の上場会社の違いは何か。
それはリーダーの違いだそうで、一体なにが違うのか。答えはその組織のリーダーが落ちてるゴミを拾えるかどうかだそうです。
ん?
って感じですよね。
結論から言ってしまいますが、この真相は、組織における一番上の人間が一番下の人間のやる仕事をできるかどうかということ。
ゴミ拾いだけでなく、例えば、お茶出し、片付け、掃除、もしくは挨拶など。
先ほどの例の中であった会社は上場している前提なので、社員の質や商品やサービスの内容、規模などはそれほど変わりません。それでもトップの人間の謙虚さで違いが出てくるわけですね。
サーバントリーダーシップとは
ここでそのひとつのリーダーの在り方が、本日のテーマの「サーバントリーダーシップ “Servant Leadership”」というものです。
日本語訳すると
「人に仕えるリーダー」
Servant(サーバント)という言葉は、ご存知の方も多いと思いますが、Service(サービス)するというところからきてます。辞書を引くと、召使いや使用人という言葉が出てきます。
つまり、リーダーは、驕りたかぶることなくどんな人に対しても"サービス"をする精神を持たないといけないということです。先ほどの例で出てくる「上位3%の会社」のリーダーも人に仕えていたはずです。
自分のリーダーをそういった視点で見てみるとおもしろいかもしれません。
と、同時に。
(ここからが本当に伝えたいことです。本題です。)
全員がリーダーという概念
あなたは、自分がリーダーだと思ったことはありますか?
私自身はこれまでの人生で、生徒会長、学級委員、サッカー部の部長など、割と人前に立つようなタイプでした。同じようなタイプの人もいるかもしれませんし、逆にそういうのは縁がなかった…という人もいるかもしれません。
でも、それが良いとか悪いとかの議論ではありません。大事なポイントは、みなさん一人一人がリーダーだということです。
前者の人間が
"Leader who serve"だとしたら、
後者のあなたは
”Servant who lead”です。
どちらも大事です。
Servant who lead…どういうことか。
たとえ、人前に立ってみんなを引っ張っていくようなタイプでなくても、自分の得意なこと・できることでチームやコミュニティに貢献できるということです。
リーダーに必要な3要素
リーダー(全員)に大事なことは3つあります。
- Lead … チームを引っ張ること
- Care … 人をケア、気遣いができること
- Develop … 人を成長させること
しかし、全部を備えている必要は全くありません。そんな人がいたらスーパーマンです。
1つでも十分です。
あなたはどれに長けていると思いますか?
自分の強みを最大限に活かしましょう。何度も言いますが、みんなの前に立って、引っ張ることだけがリーダーではありません。
例えば、ある企画やイベントでアイデアを出すのも立派なリーダー。
片付けの時間に率先して動いているのもリーダー。見ている人は見ているよ。
話し合いの中で、あんまり話していない人にさりげなく話を振ってあげるのも素敵なリーダー。
あなたができることをやりましょう。あなたの長所はリーダーシップとして発揮されます。大丈夫です。コミュニティに対して立派な貢献をしています。
それでも、できないことや苦手なことも中にはありますよね。その時はそれが得意な人に任せましょう。補ってもらいましょう。頼ればいいんです。
よく就活などで自己分析が大事と言いますが、その理由のひとつに今言ったことがあります。「自分はこの会社(チーム)の中で、どういう貢献ができるのか」そんなことを人事は見ているんじゃないかと思います。
普段から少しでも考え、実践できれば就活にも困りませんし、ひいては自分の生き方にも大いに影響してくると思います。
みんなが人に仕えるリーダー。「サーバントリーダーシップ」という考え方、おもしろいですよね。
僕のサークル事情
私のサークルでは、
いわゆる「サークル長」という役職がありませんでした。
しかし、
一人一人がリーダーになることで、
"Develop"できる人がアイデアを出したり
"Care"できる人が慣れていないメンバーや新入生に優しく声をかけてあげたり
"Lead"できる人が全体を動かしたり
していました。
「そんなのはサークルだからできることじゃない?」
と言われてしまえばそれまでですが、
大事なことは、
あなたも自分の得意な分野で、一人のリーダーとしてリーダーシップを発揮することができる!たとえそれが、どんなに小さな・些細なことだとしても!
ということです。
最近よく、リーダーシップについての新聞や雑誌の記事がありますが、「サーバントリーダーシップ」をひとつの参考にしていただけたら幸いです。
長々、失礼致しました!
以上です!